【薬剤師が解説】導入美容液は本当に必要?米発酵×最新成分で変わる、肌なじみの科学

【薬剤師が解説】導入美容液は本当に必要?米発酵×最新成分で変わる、肌なじみの科学

執筆者: SkinBaby編集部

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スキンケアをさぼっているわけじゃない。むしろ、ちゃんとやっている。なのになぜ、肌が応えてくれないのだろう。

そんな経験、ありませんか。

実はこれ、化粧品の「質」の問題ではないことがほとんどです。肌の「受け取る力」が落ちているサインかもしれません。今回は薬剤師の視点から、その仕組みと対策を丁寧に解説します。


肌は「門番」を持っている

皮膚の最も外側にある「角質層」は、厚さわずか0.02mm。髪の毛1本の直径ほどしかありません。

にもかかわらず、この薄い層が体内の水分を守り、外からの刺激・細菌・有害物質の侵入を防ぐという、非常に重要な役割を担っています。薬剤師はこれを「バリア機能」と呼びます。

角質層は、角質細胞(れんが)と、細胞間脂質(モルタル)で構成されています。このれんが積みの構造が正常に機能しているとき、肌はしっとりと柔らかく、外からの有効成分もすっと受け取れます。

しかし、乾燥・紫外線・加齢・過剰な洗顔・摩擦などによって細胞間脂質(特にセラミド)が失われると、れんがの目地が崩れ始めます。水分は蒸発し、外からの刺激には敏感になり、スキンケアの有効成分は表面で弾かれるようになる。これが「化粧水がなじまない」「肌がごわつく」の正体です。


「発酵」が肌に効く、科学的な理由

ここ数年、スキンケア成分として「発酵エキス」が注目されています。美容トレンドのように聞こえるかもしれませんが、実は薬学的にも合理的な理由があります。

発酵とは、微生物(乳酸菌・酵母など)が有機物を分解・変換するプロセスです。このプロセスによって、もともとの成分の分子が小さく分解されます。

分子が小さいということは、肌への親和性が高まるということ。大きな分子のままでは角質層の隙間をくぐり抜けられなかった成分が、発酵によってより届きやすい形に変わるのです。

さらに、発酵過程では新たな有用成分(アミノ酸・有機酸・ビタミン類など)が生まれます。これは「栄養素の変換・濃縮」とも言えます。

日本人にとって最も身近な発酵食品のひとつが「米」。日本酒・みりん・甘酒・酒粕——これらはすべて米の発酵から生まれます。杜氏(酒造りの職人)の手が美しく若々しいことは昔から知られており、酒粕の美容効果は民間療法として長く受け継がれてきました。

現代の化粧品科学は、この知恵を「乳酸桿菌/コメ発酵物」「酒粕エキス」「コメ発酵液」として製品化しています。保湿成分としての効果が確認されており、ごわつきがちな角質層をやわらかく整える働きが期待されます。


ナイアシンアミドは、なぜこれほど注目されるのか

近年、美容成分の中で最も話題に上がることが多いのが「ナイアシンアミド」です。ビタミンB3の一種であるこの成分、なぜここまで注目されるのでしょうか。

ナイアシンアミドは、細胞のエネルギー代謝に不可欠な成分です。肌細胞の働きをサポートし、キメを整え、ハリ・ツヤのある肌印象に導く作用が多くの研究で報告されています。また、肌のバリア機能を高めるセラミドの産生を助ける働きも示唆されており、保湿ケアとの相乗効果も期待できます。

さらに薬剤師として注目するのは、「安定性の高さ」です。ビタミンC(アスコルビン酸)などは酸化しやすく、製品中での安定性確保が難しい成分ですが、ナイアシンアミドは比較的安定しており、製品設計がしやすいという特徴があります。毎日使うスキンケアに継続して配合できる、信頼性の高い成分と言えます。


セラミドは「種類」が大事、という話

保湿成分として「セラミド配合」と書かれた化粧品は多くありますが、実はセラミドには複数の種類があります。

人の肌には現在、セラミド1〜12が確認されていますが、スキンケアでよく使われるのは以下の3種類です。

  • セラミドNP(セラミド3):最も一般的。保水力が高く、バリア機能の修復をサポートします。
  • セラミドAP(セラミド6II):ターンオーバーの正常化をサポートする働きがあるとされます。
  • セラミドEOP(セラミド1):最も長鎖の脂肪酸を持ち、角質層の最も外側のバリア形成に重要とされています。

1種類だけ配合するより、これら複数のセラミドを組み合わせることで、より肌本来のバリア構造に近い状態を再現できます。スキンケアの成分表示を見るとき、ぜひ「どの種類が配合されているか」を確認してみてください。


CICAって何者?流行語ではなく、歴史ある植物成分

「シカクリーム」「CICA成分」——韓国コスメのブームとともに日本でも広く知られるようになりましたが、その正体は「ツボクサ(Centella Asiatica)」という植物のエキスです。

ツボクサはアジアの熱帯地域に自生するセリ科の植物で、アーユルヴェーダ医学では古くから「長命草」として使われてきた歴史があります。傷の回復を助ける民間療法として、アジア各地で長く使い続けられてきた実績ある植物です。

現代のスキンケアでは「整肌成分」として配合され、肌荒れを防ぎすこやかな肌状態をキープする働きが確認されています。流行りの成分に見えますが、その背景には長い歴史と豊富な研究があります。


「引き算」の処方設計——何を入れないかが、信頼の証

薬剤師として処方を設計するとき、「何を配合するか」と同じくらい、むしろそれ以上に「何を配合しないか」を考えます。

よく「パラベンフリー」「アルコールフリー」という表記を見かけますが、これらが肌に悪いわけではありません。ただし、毎日・長期間使う製品においては、刺激リスクを限りなく下げることが、皮膚科学的に見て合理的な選択です。

特にエタノール(アルコール)は揮発する際に肌の水分も奪いやすく、敏感肌や乾燥肌の方には負担になる場合があります。毎日の導入美容液だからこそ、エタノールフリーにこだわりました。


正しい「重ね方」が、スキンケアの質を決める

最後に、薬剤師がおすすめするスキンケアの重ね方をお伝えします。スキンケアは「量」より「順番と間隔」が大切です。

基本の原則

  • 洗顔後は30秒以内にスタート:乾燥した肌は角質が硬くなり始めます。洗顔後は素早くスキンケアを。
  • 「水分→油分」の順で重ねる:化粧水(水分)→美容液→乳液・クリーム(油分)の順で重ねることで、水分を油分でフタをして逃がしません。
  • 各ステップは「なじんでから」次へ:べたついたまま次の成分を重ねると、成分同士が干渉する場合があります。軽くなじんでから次のステップへ。
  • こすらず、押さえるように:摩擦はバリア機能を傷つける最大の原因のひとつ。手のひら全体でやさしく包み込むように塗布してください。

導入美容液を加えた場合のルーティン例

  1. 洗顔
  2. 導入美容液(2〜3プッシュ、手で温めてから全顔へ)
  3. 化粧水(コットンより手のひら塗布がおすすめ)
  4. 美容液
  5. クリームまたはオールインワン

導入美容液を加えることで「②と③の間」に橋が架かるイメージです。硬くなっていた角質の門が開き、化粧水以降の成分が届きやすくなります。


スキンベビーの米発酵導入美容液について

今回ご紹介してきた内容——米発酵エキス・ナイアシンアミド・3種のセラミド・CICA・グリチルリチン酸2K——これらをすべて1本に凝縮したのが、スキンベビーの新作「米発酵導入美容液(SBブースターセラム)」です。

スキンベビーの美白化粧水をお使いの方から「冬は少し物足りない」という声があり、その保湿力強化のために開発しました。単体でも使えますが、スキンベビーの美白シリーズとの組み合わせで、より実感を得やすい設計になっています。

パラベン・シリコン・エタノール・鉱物油・合成香料・合成着色料・紫外線吸収剤の7つを使用せず、国内工場で一貫製造。内容量50mL(約1〜2ヶ月分)。

難しい知識は必要ありません。ただ、毎日の洗顔の後に2〜3プッシュ。それだけで、肌の土台が変わり始めます。

スキンベビー 薬剤師チーム

感動洗顔シリーズ

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美白シリーズ

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